6/28(金) 機械学習+セキュリティ勉強会
中央大学 後楽園キャンパス3号館3階3300
講演者と講演内容
園田道夫 セキュリティと機械学習の勉強会とコンテストについて
この勉強会の趣旨と情報セキュリティの攻撃,およびセキュリティと機械学習の関係について解説していただきました.攻撃にはどんな種類があるのかということの他,機械学習とセキュリティに関する話題にも触れていただきました.
その他,SECCON CTFなどのコンテストの宣伝がありました.
松田 健 セキュリティと機械学習の勉強会とコンテストについて
競技会についての説明,K-means法を用いた特徴抽出と判別方法の紹介をしました.K-means法を紹介した理由は,この方法がとても単純であるにも関わらず,この方法を上手く改良して実装すればWebアプリケーション攻撃の検出に有効的なのではないかと考えたからです. 世の中にある機械学習の論文や本にはとても素晴らしい理論やアルゴリズムが紹介されていますが, これらは非専門家にとっては難しく感じられるかもしれません. しかし,機械学習は専門家だけのツールだけではありませんし,真に世の中に役に立つものであれば, それはとても簡単な方法であっても何も問題はないはずです. 多くの方が機械学習について知り,自分たちのできる範囲で色んなことを試すことができるようになれば, 機械学習が真に世の中の役に立つものになるのではないかと我々は考えています.
当日配布しましたエクセルvbaのファイルはここにおいて置きます.
エクセルファイルの作成には川村さんにもご協力いただきました.ありがとうございました.
柏原秀蔵(株式会社プリファードインフラストラクチャー) Jubatus概要とその仕組みについて
Jubatus(ユバタス)の公式サイトは下記ページになります.http://jubat.us/en/
Jubatus概要とその仕組み,利用している技術,機械学習のセキュリティ応用の実戦で求められる要件などについて話をして頂きました. 機械学習の手法を実装するときの苦労話,そのときにどんな問題が生じてどんな仕事が発生するのかということについても話をしていただけました.
*中央大学趙研究室の趙先生・佐野さん・前田さんにも多大なご協力を頂きました.
誠にありがとうございました.
【機械学習+セキュリティ勉強会 実行委員】
園田 道夫(IPA)松田 健(静岡理工科大学)
愛甲 健二
川村 俊介