今後の研究発表の予定
松田の発表予定(共同研究者の発表も含む)○日本数式処理学会合同分科会で「代数統計の学習支援への応用」というタイトルで発表します.
○情報処理学会全国大会で学生が発表します.
研究テーマ
特徴の可視化に関する数理科学について研究しています. 様々な分野において,エキスパート(熟練者)のもつ感覚やコツを可視化するための数学的手法について考えています.研究解説
(1) 数理モデルに基づく攻撃検出法について研究しています.
なぜ攻撃検出に数学的手法を用いるのか?(2) 特徴抽出技術によるデータの可視化
データが持つ特徴に着色するアルゴリズムを与え,データを可視化するという研究をしています.着色によるデータ可視化の動画はこちら(音声はありません)
この研究に関連する内容については,2015年3月に京都大学で開催される第77回情報処理学会全国大会で発表予定です.
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大谷康介,野口俊樹,大沢泰貴,菅沼義昇,松田 健(静岡理工科大)
ファイル情報の可視化による分類法の検討
大沢泰貴,大谷康介,松田 健(静岡理工科大)
ファイル情報の可視化による特徴抽出の検討
藤岡あやか(中大),松田 健(静岡理工科大),園田道夫,趙 晋輝(中大)
潜在曲線を用いた着色によるSQLインジェクション攻撃の特徴の可視化
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(注意1)データの着色は一瞬で終わりますが,動画では着色の様子が分かるようにわざとゆっくり着色しています.
(注意2)なぜデータ可視化の研究をしているかということについて理由はありますが,こちらについては後程公開します.
(注意3)どういうデータかここでは非公開とさせて頂きますが,やり方次第でいろんなデータに適用できると考えています.
過去の研究発表(2013〜2015年)
○第103回MPS(数理モデル化と問題解決研究会)で松田が「非線形な潜在曲線モデルを応用したSQLインジェクション攻撃の特徴抽出」というタイトルで発表しました.○FIT2015 第14回情報科学技術フォーラムで松田が「構造方程式モデリングの応用によるSQLインジェクション攻撃の検出と可視化技法」というタイトルで発表しました.
○4th IMA Conference on Mathematics in Defenceで松田が「SQL Injection Attack Detection Method Using Structure equation models and Visualization of data」というタイトルで発表しました.
○数式処理学会(6/6)で松田が「数式処理によるLatent Curve Analysisにおける最尤推定値の分析」というタイトルで発表しました.
○教育システム情報学会(5月)で松田が「Webコンテンツを活用した数学教育についての報告」というタイトルで発表しました.
○第77回情報処理学会全国大会で学生が発表しました.
大谷康介,野口俊樹,大沢泰貴,菅沼義昇,松田 健(静岡理工科大)
ファイル情報の可視化による分類法の検討
大沢泰貴,大谷康介,松田 健(静岡理工科大)
ファイル情報の可視化による特徴抽出の検討
海寳貴人(中大),松田 健(静岡理工科大),園田道夫,趙 晋輝(中大)
URL埋め込み型クロスサイトスクリプティング攻撃の特徴検出
梅原章宏(中大),松田 健(静岡理工科大),園田道夫,趙 晋輝(中大)
6S-05線形分類器によるクロスサイトスクリプティング(XSS)の検知に関する考察
藤岡あやか(中大),松田 健(静岡理工科大),園田道夫,趙 晋輝(中大)
潜在曲線を用いた着色によるSQLインジェクション攻撃の特徴の可視化
○パーティクルフィルタ研究会(2015.1.9)で松田が発表しました.
○第100回 MPS研究会でM1大沢さん,B4大谷さん,松田の研究成果を発表しました.
大沢泰貴,大谷康介,松田健,
分割表のマルコフ基底における計算の一考察
情報処理学会数理モデル化と問題解決研究会,Vol.2014-MPS-100 No.13
松田健
潜在曲線モデルを用いた能動的学習態度の推定
情報処理学会数理モデル化と問題解決,Vol.2014-MPS-100 No.26
○2014年10月5日~10月8日に開催される国際会議2014 IEEE International Conference on Systems, Man, and Cyberneticsに以下の論文が採択されました.
Taiki Oosawa,Takeshi Matsuda,
SQL Injection Attack Detection Method using the Approximation Function of Zeta Distribution
○第34回医療情報学連合大会(第15回日本医療情報学会学術大会)で松田が発表します.
松田健,前田利之,真嶋由貴恵
手指運動データの特徴抽出による看護技術暗黙知の形式知化に関する考察
○計測自動制御学会のSSI 2014 特別セッションでポスター発表します.
松田健,前田利之,真嶋由貴恵
フィジカルコンピューティングによる看護技術暗黙知の解析
○The 22nd International Conference on Computers in Educationに松田の論文が採択されました.(ポスター発表)
Takeshi Matsuda, Toshiyuki Maeda, Yukie Majima,
Feature Extraction of the Nursing Techniques from Hand Motion Data
○ 第37回情報理論とその応用シンポジウム(SITA2014)でM1大沢さん,B4大谷さん,松田が発表予定です.
Taiki Osawa, Kousuke Otani, Takeshi Matsuda,
Calculation on Markov Basis by Eliminating the Variable of Polynomials
○松田の論文が国際会議 The 2014 International Conference on Parallel and Distributed Processing Techniques and Applications に採択されました.
Takeshi Matsuda,
Grobner Basis of Non-Negative Matrix Factorization and Feature Extraction of Cross-Site Scripting Attacks
○松田がGdańsk University of Technologyで開催される国際会議2nd International Conference on Mathematical, Computational and Statistical Sciencesで招待講演をしました.
○松田の論文が国際会議 2014 International Conference on Information Science, Electronics and Electrical Engineering に採択されました.
Takeshi Matsuda,
Solution Space of Non Negative Matrix Factorization and Consideration of Feature Extraction on Web Application Attacks
○2014年10月5日~10月8日に開催される国際会議2014 IEEE International Conference on Systems, Man, and Cyberneticsに以下の論文が採択されました.
Taiki Oosawa,Takeshi Matsuda,
SQL Injection Attack Detection Method using the Approximation Function of Zeta Distribution
○2013年12月9日~11日にかけて開催された国際会議World Congress on Internet Security (WorldCIS-2013)で松田が発表しました.
Takeshi Matsuda,
"Feature Extraction of Web Application Attacks Based on Zeta Distribution"
○2013年11月26日~29日にかけて開催される第36回情報理論とその応用シンポジウム(SITA2013)で学生の大沢さんが発表しました.
Taiki Oosawa,Takeshi Matsuda,
"Maximum Likelihood Estimation on Zeta Distribution and Its Application of SQL Injection Attack Detection Problem"
○2013年9月4日~6日にかけて開催されるFIT2013 第12回情報科学技術フォーラムで松田が発表しました.
園田道夫,松田健,小泉大城,趙 晋輝,
"主成分分析を用いた分類器によるSQLインジェクション攻撃の自動検出法"
松田健,
"ゼータ分布を利用したSQLインジェクション攻撃の特徴抽出について"
○2014年3月11日~13日に開催される情報処理学会第76回全国大会で学生が発表します.
(1) 大沢泰貴,大谷康介,大金夕騎,森本祥太,小島大奨,松井拓海,松田 健,
"学習者データの統計分析により得られる学習者特性の考察"
(2) 近藤翔太,松田 健,大椙弘順,
"Soft Confidence-Weight Learningを用いたミカエリス定数の推定"
(3) 前田すみれ,園田道夫,松田 健,趙 晋輝,
"ゼータ分布を用いたSQLインジェクション攻悋方法について"
(4) 佐野綾子,松田 健,園田道夫,趙 晋輝,
"SQLインジェクション攻撃に含まれる文字の出現頻度とその関連性の解析による攻撃検出方法の提案"
(1)は本研究室のゼミ生による研究です.
(2)は本学,総合情報学部人間情報デザイン学科教授の大椙先生のゼミ生(3年生)との共同研究で,(3),(4)は中央大学の趙先生の学生との共同研究です.
○2013年10月29日~31日にかけて開催される国際会議 2013 International Conference on Active Media Technology (AMT'13)で松田が発表しました.
Takeshi Matsuda,
"Learning Support System Based on Stochastic Model and Real Data of Users"
○2013年5月26日に和歌山大学で開催された電子情報通信学会教育工学研究会に参加しました.
松田健,“受講データに基づいた学習支援システムの検討,"
電子情報通信学会教育工学研究会, 信学技報Vol 113, No.67, pp.7-10 (2013)
セキュリティコンテストに本研究室の学生チームが参加しました
第1回攻撃検知コンテストに本研究室の学生を中心とするチーム(チーム名:Oosawa)が参加し,検知率で6チーム中2位,総合成績で1位になりました.コンテストにはSCW(Soft Confidence Weighted Learning)という機械学習のアルゴリズムを実装した検知システムを作って挑みました. Round1では,学習用データが出題された問題と大きく乖離していたために30%という検知率で終わりましたが, Round2では95%,Round3でも87%の検知率という結果になり,3Roundの合計の検知率は2位となりましたが,総合成績では1位になりました.
今回のコンテストではSCWのアルゴリズムはそれなりにうまく動いていたとは思いますが, 機械学習を活用する際に最も重要なことは,特徴空間をどのように作成するかということにつきます. 実際に,適当に特徴空間を作ってSCWやSVMなどの機械学習のアルゴリズムで攻撃検知の実験を行っても, 良い結果は得られません.
本研究室では,今後も上記の特徴空間をどのように作ればよいのかということについて,研究を進めていきます. 過去の研究はこちら